2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

1970年代に世界中で超能力ブームを巻き起こした能力者は、イスラエル人のユリ・ゲラーである。彼はスプーン曲げを得意として、これを世界に広めた人間である。今回は彼について書きたい。 ゲラーは5歳頃、母親のミシンになぜか放電を見て、それに触れよ…

今回は、オカルトとは言えないが、雷と電気について書く。 よく落雷や球電が落ちたために、人がはね飛ばされると言うことを聞く。それも大の大人がかなり遠くまで、例えば5メートル以上も飛ばされるのだ。実際、このような話はハンガリーの研究者エゲリが書…

ジョン・キールはUFOについて1970年という早い段階から重要な指摘をした。まず、UFO現象は他の超常現象を伴っている例が多いこと、UFOと宇宙人は昔の妖精や天使、悪魔の遭遇伝説と極めて似ていること、UFOと宇宙人が固体の物質として実在す…

人間の大脳は左右に分かれている。そして、完全ではないにしろ、機能の分化が見られる。その間を左右の脳梁がつないでいるのだ。大きさはほぼ等しい。 そして左脳に言語にかかわる部分が局在していることは、19世紀の末から知られていた。その部分に脳障害…

右脳

右脳

ジョン・リリーという科学者がいた。リリーは精神の秘密を解き明かそうとして、科学的だが変わった研究を繰り返し、マッドサイエンティストとも呼ばれた人間である。まず、動物の脳に電極をさして脳機能を明らかにする研究の先駆け的な研究をした。リリーは…

多くのオカルトの支持者は霊能力や超能力に無制限の力を仮定しがちである。しかし、これは単なる想像や願望に近い。現実の記録を見ると、どうも絶対的とは言えないが、ある程度の傾向があるようなのである。 今までも紹介してきたが、日本において20世紀最…

霊媒は霊と交信する。しかし、実際に人間の精神は何とでも交信できるのだ。 ○2002年4月30日 4月28日午後9時のNHK特集『奇跡の詩人』の話題が、2チャンネルをにぎわせている。重度心身障害児の息子ルナ11才と、文字盤を使う方法で母親が会話…

知識のあるオカルティストや超心理学者等は、隕石について科学界が強く否定した歴史をしばしば持ち出す。たとえば『アーサー・C・クラーク超常現象の謎を解く』の前書きがそうである。現在、科学界に認められていない超常現象は、隕石の歴史と同様、将来、認…

☆歴史的な傾向 オカルトが一部の研究者の多少なりとも科学的な研究の題材に登ったのは、19世紀中葉から後半にヨーロッパやアメリカで多くの霊媒が排出し、世間を驚かせてからである。それらの研究団体として有名なものに英国心霊協会がある。これらには科学…

UFOとは未確認飛行物体である。多くのオカルティストは宇宙人の乗り物であると考えている。しかし、確証されたことは一つもない。UFOの墜落した残骸話も、やはりでっち上げや誤認くさい。それだけでなく、宇宙人の行動も余り合理的とは言えないのであ…

オカルトには超能力以外の話題もある。たとえばネッシー、ビックフットなおどの未確認生物、UFOや宇宙人、ムーやアトランチィスである。私はこれらの話題に余り興味がない。なぜなら、何の信用もしていないからだ。よって今回は内容が薄くなるが仕方がな…

今日は批判派、懐疑派と言われる人の著作や意見を一部紹介する。オカルトの支持者は科学で説明しがたい奇妙な現象があることに重点を置き、その説明自体は、矛盾だらけで、広い支持も得ていないものである。 それに対して、批判派、懐疑派は、概して現在の科…

オカルトや超心理学関係の文献を読めば、予知は必ずでてくると言っていい現象である。心霊、透視、臨死体験、宇宙人との遭遇など、ほぼすべての現象に付随して、予知の事例が出てくる。仮に予知があったとしよう(予知が存在することによって起こる論理矛盾…

小泉総理は晴れ男だと聞く。晴れ男、雨男という、このような話はよく聞く。実際に、少しネットの上で探すと、多くの話が出てくる。単なる運の良さの話から、超能力や霊能力に絡めての話などいろいろある。 天候を変える。超能力を、これまでに知られてきた物…

超常現象にかんして、どのような態度をとるかは、いろいろな要因に左右される。現在の科学に対する知識と信頼、猜疑心と信じやすさ、知能などである。しかし、それ以外に、霊現象だけでなく超能力も含む意味での霊媒体質のあるなしが、大きな要因になるだろ…

私はオカルティストの書いたものを相当読んでいるが、特によく感じることは、彼らが総じて、余り考えない人たちだと言うことだ。彼らは科学技術の成果を表面的には分っているが、それをもたらした考え方はさっぱり分ってない。だから現在わかっている科学を…

「人間の心や意識を作り出す最大の臓器は脳である。そして神経細胞の固まりである脳の機能の分子レベル、生理レベルと、計算機科学的な解明こそ、人間精神の解明になる」 これが、現在の脳科学のテーマである。ここには霊などはいる余地がないように見える。…

超心理学はここ100年間、ほとんど進歩しなかった。少しばかりの報告例を増やしたのみである。これはオカルト作家のコリン・ウィルソンが何度も嘆いていることだ。超心理学や魔術、オカルトのたぐいは、現代社会にほとんど実質的な成果を上げていない。 そ…

臨死体験とは、簡単に言えば、死にそうになって生き返ったら、あの世もどきを体験したという話である。1970年代から、アメリカで研究され始めた。レイモンド・ムーディー、キューブラー・ロス、ケネス・リングなどがいる。日本では有名なジャーナリスト…

オカルトでは言葉の意味が軽い。定義もそれぞれが独自な使い方を使うことが多く、合ってないようなものだ。オカルトの重要な概念である「霊」もかなり曖昧である。その実在や性質がわかっていないので、これは仕方がない。しかし、だいたい次の意味をもつ未…

前回、研究者を初めとする人々が能力者の世界観に取り込まれる例を紹介した。透視、予知、ヒーリング、念力などは、その効果のあるなしが実感できるが、あの世などの異世界(宇宙人の場合は、宇宙観になるが)のことになると、霊能者に言葉を信じるしかない…

超能力や霊能力では、普通でない、または偶然とは思えない現象が起こる。テレパシー、予知、シンクロニシティ、霊等を見る、霊や神や宇宙人とのチャネリングなど精神的なものから、念力、ポルターガイスト、テレポートなどの物理現象まで起こるという話が数…

オカルトの世界は多様であり、科学の辺縁から何でもありのカルトの世界へ無限に広がっている。しかし、やはりその時代や文化でのオカルト界の多数意見がある。時間もとれないので、過去の読書メモから幾つか抜き出して解説することにする。 オカルトの世界で…

21世紀になった現在も世界では、多くの超能力者や霊能力者、あるいは占い師といった人々が活躍している。マスコミにでるのはごく一部で、市井には遙かに多くの「能力者」が存在する。これらは太古の昔から存在したが、科学技術がこれだけ発達しただけでな…

私がこのブログもどきを始めたのは、ある考えを言いたいからだ。それは、多くの科学者や一般人から迷信と思われているオカルトの一部が、因果の閉回路からかなり巧く説明できるのではないかということだ。昔からあるオカルトや宗教の説明とは全く異なるが、…

ここまでは「前書き」にすぎないので、まず最初に「霊」やそれに似た概念のどこに、科学者などの多くの人々が問題点を感じるかを考えよう。 (1) 霊を持つ生物(物体)はどこまでか (2) 霊の人口問題 (3) 霊とはいったい何で構成されていて、どのよ…

このブログの目的

このブログの目的

昔、ラリー・アーノルド著『謎 戦慄の人体発火現象』(1)を読んだ。人体発火現象とは、何も火の気の無いところで人間が突然燃え出す現象のことだ。今話題の「Xファイル」や「パラサイトイブ」などでも題材として取り上げられているので、「ああ、あれか!…