霊媒は霊と交信する。しかし、実際に人間の精神は何とでも交信できるのだ。


○2002年4月30日
 4月28日午後9時のNHK特集『奇跡の詩人』の話題が、2チャンネルをにぎわせている。重度心身障害児の息子ルナ11才と、文字盤を使う方法で母親が会話し、その素晴らしい詩やら哲学やらを語るという内容の番組だったらしい。ドーマン法でリハビリして才能が開花し、ファインマン物理学やフーコーの哲学などの大学レベルの本を含め、2000冊を読破したそうだ。ところが、これがもはやカルトで、 こっくりさん類似の方法でルナと会話したルナママが本を書くというものだ。母親のもった文字盤をルナが指さしており、ルナより母親が動かしていることを疑わせるらしい。ルナは寝ていたのに文章が出てきた場面もあったそうだ。腹話術だ、いたこだ、虐待だ、電波だと2チャンネルでは話題になっている。事実、オカルト系の会社との関係も取りざたされている。このチャネリング方法は、アメリカでも大流行らしい。私は、一部しかみず、またいつものヒューマニティの押し売りかと思ってテレビのチャンネルを変えたのだが、こんな内容と知れば、是非見ておくのだった。見た部分は手足や首を多くのボランティアがもって動かすリハビリをしていた場面で、私には無理矢理子供の体を動かしており、リハビリと言うより軽度の虐待という印象を受けたが、こんなことは教育界では珍しくないので、またかと思っただけだった。
 昔から教育関係にはカルト的な極端な主張が多かった。教育はその成果がはっきりしないから、各自が勝手バラバラな主張をしがちだからだ。特に障害児関係は親の願望が強いせいで、その傾向が強い。ダウン症で心身障害になった息子が作曲するのが、かの有名な大江光である。父親である大江健三郎は息子、光を盛んにほめており、それをネタにノーベル文学賞をとった。それを極端かつオカルト風味を強化したのがルナである。
 ともあれ、チャネリングは霊や宇宙人とだけではなく、重度心身障害児とでもできることを実感した。そういえば、植物とチャネリングした人もいたっけ。(終わり)


 何とでもチャネリングできると言うこと自体が普遍的な霊界の存在を疑わせる。