2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ロバート・L・フォワードの『SFはどこまで実現するか』講談社(1989)は文字通り、SF的な発想がどこまで実現的かを論じた著作である。基本は現在知られている自然科学、とりわけ物理学に加えて、学会での少数意見もとりあげて論じている。この最後…

井村宏次『スーパーサイエンス』を読む。ウィルヘルム・ライヒについての章もあった。今日は彼について書いてみたい。 ウィルヘルム・ライヒは精神分析学者であった。フロイトの弟子である。フロイトの精神分析は性欲とそれによる精神的な動因を重視していた…

モンローの体験の続きを書く。 ある時、モンローが体外離脱をすると、悪霊に取りつかれて、もがいて助けを求めていた男になっていた。すると従兄弟のような感じの厳かな男が階段を下りてきて、その悪霊を取り去り、腕に抱えて消え去った。その後、別の時に体…

日本では守護霊は、祖先の霊とだいたいは相場が決まっている。むろん、例外もあるが、その個人にゆかりのある過去の人間の霊である。欧米では守護霊は余り一般的ではなかったのだが、最近はガイドとか称する存在に触れるオカルティストが増えてきた。ところ…

穴埋め的に紹介する。 以下の著者たちは、奇才の数学者ペンローズが好きであり、日本の学会では相手にもされていない、彼の説を積極的に日本に紹介している。だがペンローズは、あくまで今のところジョセフソンとは違っていてオカルティストとは言えない。重…

前に紹介した、ジョセフソン他『意識が開く時空の科学』には、早坂先生の論文も乗っている。右回りのコマが軽くなると言う有名な実験を行った研究者である。論文自体は手短にまとまっていて、好印象ではある。しかしコホモロジーの適用する部分が分からなか…

ブライアン・ジョセフソンは超伝導でのジョセフソン効果を発見し、33歳でノーベル賞をとった。江崎玲於奈と同時受賞である。彼は教授から演習問題を与えられて、それを解く過程でジョセフソン効果を発見したのである。むろん、ずば抜けた才能があったのだ…

霊と体の二元論の立場で、かつ動物にも霊がいるとすれば、一時的に大増殖するトノサマバッタなどでは、霊界からの魂の調達が間に合わなくなりそうだ。バッタは人間に離れすぎていて気に入らないのなら、レミングでも良い。レミングはネズミの仲間で大増殖を…

歴史を見れば、オカルティストで成功するのは、宗教家、物書き、見せ物、人生相談などの、騙されやすい人々を相手にする場合のみである。全く信じない人々もいる社会で魔力や超能力などの特異能力のみを使って成功することは歴史上なかったといえる。もちろ…

歴史を見れば、オカルティストで成功するのは、宗教家、物書き、見せ物、人生相談などの、騙されやすい人々を相手にする場合のみである。全く信じない人々もいる社会で魔力や超能力などの特異能力のみを使って成功することは歴史上なかったといえる。もちろ…

純然たるオカルトとは異なるが、歴史上の陰謀説なり、誰々は生き残っていたなどの少数説は、よく検討すると外れであることが多い。たとえばナポレオンは毒殺された、スターリンはベリア(KGB長官)に暗殺されたとか、義経はジンギスカンになった、明智光…